こんにちわ、大川です。
案外ブログに需要があるみたいで、ちょっと調子に乗ってきた大川です。
今日も私の毎日のサロンワークを紹介したいと思います。
さて、前回のブログで 超硬派カリキュラム YJ Methodの、数ある謎の美学に触れましたが、案外ウケが良かったので続けて、何個か紹介してみたいと思います。
YJ Methodの美学の一つに
「華やかで自然なカラーの為には、その人が本来持つ色を、極力使うべきである」と、言ったものがあります。
つまり ヘアカラー剤には極力頼らず、明るくしたときの地毛の色も、使えるだけ利用する。 白髪があるなら白髪も使う。
今流行りの、ありのままの自分(?)的な話です。
正直私は女性がありのまま、ってのはどうかと思うので、多少は化けて欲しいと思っている日本男児ですが。
今回登場のお客さんは、モンクリのハイライト番長こと山本さんです。
72歳未だ現役のおねーさまの ポリシーは
「巻き髪命」。
カラーの仕上げは自分でカーラーで巻いて帰ります。
住まいが遠いので大体周期は3か月前後、上の写真が前回のカラーの残骸です。
見て分かる通り大体白髪な人です。
ハイラトグラデーションが残っているので綺麗は綺麗ですが、流石に顔回りは白いかなぁ。本当は2か月ぐらいで帰ってきて欲しいんだけど。。
今回の使用のセクショニング【Classc 4 +Herring Bone】
バックセクションは巻き髪用に、Classic 4 で3-2-1 グラデーション+チャンクカラー。フロント周りはちょっと複雑なんですが、仕上げのスタイリングでハイライトが立ち上がるように、Classci 4 からヘリングボーンに変形させてバックセクションまではぐる、っと回してます。
使用薬剤はブリーチ強・弱2種&2Nの3色で、白髪の多いところには黒を、ちょい空気感が欲しいところはハイライト、極力地毛の白髪の塊をハイライトに見立てて、裏側に影を付けていきます。
日が経っても美しいハイライト、の基本はこのベース段階で「色乗せないでこのままでも良いんじゃね?」と思えるようなベースカラーをする事です。
そうする事でシングルカラーの必要性を最大限下げられますし、カラーが取れても美しいままです。
ちなみにシングルカラーは、シャンプー台でホイルアウトして、軽くじゃぶじゃぶって流して、ひょいっと起こして、 10NにちょいAsh系を入れたものを、そのままシャンプー台で、根元に塗布して5分で流して終わりです。
あんまりしっかりやると、生えてきた時に跡が付くから、軽くぼかす程度で。
中間部毛先へは根元の薬を流す時に、軽く残りの薬をもみ込みながら流す程度で、適当につくので十分。
ここら辺はそのうちACADEMYで、詳しく解説したいと思ってます。
“Champagne Gold”
この人の白髪の生え方をしていないと作れない、オートクチュールの一点物。
ちなみに、作成時間は2時間程度です。(巻きは別w)
ちょうど一か月後の写真が欲しいなぁ。。
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